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リハビリ部門

リハビリテーション部門スタッフは理学療法士(PT)3名、作業療法士(OT)3名の計6名です。入所利用者や外来の重症児者を対象に日常の姿勢や食事の評価・提案、呼吸リハをなどの支援を行なっています。

重症児者には自分の思うように体を動かすことが出来ない方が多く、そのため体が固くなったり、側わんなど変形しやすい状況にあります。体を動かすことが一番なのですが、どうしても多くの時間は他人の介助を待っていることになります。ちょっとした日常の姿勢であっても痛いところがあったり苦しい呼吸では、せっかくの周りの楽しい音楽や会話、季節を感じて楽しむ等とてもできないと思います。そのちょっとした姿勢で日常が楽しいものとなるように提案することを心掛けています。食事においても同じで、食事を落ち着いて安心して摂れることはご本人にはもちろん職員や家族にとってお互い重要なことです。一日3回の食事が不安になれば毎日が苦痛になってしまいます。どんな姿勢でどんな食事ならば食事を楽しめるかをリハビリ視点から提案しています。

呼吸に関してはちょっと違います。日常で呼吸が苦しいという事はどういう事でしょう?水に溺れながら生活する状況、更に体が思うように動かないとなれば…。少しでも呼吸の効率が良くなるように、一時的な排痰だけでなく持続できる姿勢の提案や、その姿勢を施設の現場もしくは在宅でリハ職員が常時居なくても継続できるようにご本人専用クッション作製まで行なっています。

リハビリなど医療の視点だけでは理想論を押し付けてしまいかねません。日々関わる家族や職員が上手く継続出来て、ご本人に少しでも笑顔が見られる毎日となるよう、より具体的で現実的な方法を考え提案していきます。

 

医務課長 作業療法士 村上哲一

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