つくしB
つくしBは13名の利用者様が2つのリビングで生活をしています。
人工呼吸器、酸素吸入などの医療的なケアが高い方が多く、支援している職員は看護師のみになります。ショートステイ利用者様も医療的ケアが高い方を3枠で受け入れています。
「医療的なケアが高い」「看護師しかいない」と聞くと「病院と同じかな?」と感じるかもしれませんが、つばさ静岡は生活を支える場所なので、明るく賑やかな雰囲気で生活していただけるように、居住空間は職員・利用者様と一緒に作成した装飾が飾られています。
四季を感じられるようシーズン毎でレイアウトが変わります。こだわりのレイアウトでつくしBイチオシの場所になっています。
利用者様13名のうち4名の方が訪問教育を受けており、それぞれの学習成果が廊下に掲示されています。前年度から少しずつスクーリングが再開され、同級生と一緒に過ごす事が出来るようになりました。スクーリングではつばさ学級では見られない反応があり、とても充実した学生生活を送っています。
日常面では、健康体操をはじめマッサージや足浴などのリラクゼーションを、その日の利用者様の様子に合わせて取り入れています。その他、プールなどの季節を楽しむ活動や雨の日は室内でできるゲームや映画鑑賞などをして過ごします。天気の良い日は散歩や外出企画をしてドライブに出かける日もあります。現在の行先は静岡市、島田市などと比較的つばさから近い場所へ出かけています。
まだまだ感染状況に気が抜けない所があるため、体調や安全面に配慮しながら万全な対策をして、利用者様と楽しめるように工夫していきたいと思います。
コロナ禍で家族や仲間・社会との交流が断たれ、今まで当たり前にあった喜び・幸せがなくなり、寂しさや孤独を感じることがありました。
2024年現在つばさ静岡の感染対策が徐々に緩和され、交流が増えてきました。これまでつくしBでは「利用者様と共に色んなことにチャレンジしよう!」とアクティブに活動してきましたがコロナ禍で活動が制限されてきた分、寂しさを感じた分戻りつつある生活に、職員一同日々幸せを噛みしめる思いでいます。
もちろんチャレンジしたい気持ちも捨てていません。チャレンジしたことや日常の中から、利用者様の新たな発見ができたらいいなと思っています。
そして、今ある幸せを当たり前にせず、みんなで共有することが大切だと思います。
日頃から利用者様について情報を共有し、意見交換を心掛けています。今年度は久しぶりの家族面談があり、ご家族の皆様とじっくり話す機会を持つことができ嬉しく思いました。今後もつくしB職員一同、利用者様とご家族皆様の思いを理解し豊かな生活に繋げられるよう支援したいと思います。
学生の作品
女子会inマークイズ
クリスマスの装飾